一般的にむちうち症はレントゲン・MRIに異常をきたさないことから、整形外科等ではあまり親身に治療をしていただけないことが多く、周りの人からも「見た目は元気そうだけど・・・」などと言われてしまい、辛さをなかなか理解していただけません。 そのことがお医者さんに対しての不満や自分自身に対しての不安を招く原因になっていることが多いようです。
そこで!!私は、むち打ち症の患者さんによくある特徴的な症状についていくつか代表的なものをここに挙げていきます。 交通事故損傷、いわゆるむちうち症になったかも?と思われる方や、骨に異常がないけど・・・どうして・・・と不安を覚えている方にとって、「こんな症状もむちうち症だから起こるのですよ」ということを理解して欲しいのです。 さらに、それを知った上で当院としての治療の目安を大まかですが説明していきます。
ここに羅列した症状は、当院において、数年間で500例にのぼる患者さんが、みんな口を揃えていうことをまとめてみました。 よく「むちうち症はよく治しておかないと大変だよ」と友人や家族などに言われてくる方も多いようです。
しかし、症状にもよりますが、早い時期から治療を開始してその患者さんに必要な施術を一定期間、的確に行うことにより、これらの症状や後遺症に悩まされないで済む方も多くいることも事実です。 急性期には炎症や過緊張を取り除く初期の治療。(実はこれが後々大きく症状を左右させます。)
次に筋肉の表層からはじまり、筋肉の深層に至るまでの筋全体の回復のための治療をしていきます。 次に、関節の可動域の確保や、筋肉・関節・神経・血流を含む全身のバランスを整え、自律神経系のバランスも整えていきます。 こうして、じっくり損傷の根っこまで治してあげることこそ、むち打ち症の根治療法となり、皆さんが不安に思う、のちの後遺症を最小限にとどめるお手伝いが出来たらと私達は考えているのです。 先ほどあげた9項目の症状は手当てをすれば決して怖くありません。きちんと治していきましょう。